海外の生活に上手く馴染めずに苦労するという話はよく耳にするが、仕事や留学を終えて母国に帰国した後に環境に慣れず強いストレスを感じる「リバースカルチャーショック」というものもあるという。中国メディアの今日頭条は20日、日本で生活した中国人が経験するリバースカルチャーショックについて紹介する記事を掲載した。

 記事はリバースカルチャーショックの事例として、「住居」に着目している。中国人が日本で生活するにあたって最初にぶつかる問題は「家探し」や「住居に慣れること」だと紹介する一方、「日本の賃貸住宅に慣れてしまうと、中国に帰国したのちに不自由を感じることになる」と主張した。

 たとえば、「日本の不動産業者は全力で顧客のニーズに応えてくれる」と指摘。土地勘のない中国人にとって、日本の不動産業者は生活に便利な物件を客のニーズに応じて探してくれるうえ、最後までしっかりサポートしてくれることは心強い存在であるようだ。中国でも「仲介」と呼ばれる不動産業者はいるが、押しが強く契約を結ばせることに熱心で、部屋を見せて大家に引き合わせる程度のサポートしかしない場合が多い。ゆえに、中国では業者を介さずにネットや張り紙から貸し部屋を探し、直接契約をする人も多い。

 また記事は、「日本の賃貸住宅は狭いが、作りが丁寧で手が込んでいる」とし、収納や部屋の動線などがしっかり考えられていると強調。部屋のサイズに慣れれば快適に過ごせるうえ、特に浴室やトイレを気に入る中国人は多いと論じた。他にも、「日本は家具付きの賃貸は少ないが、家具や家電が充実しているリサイクルショップも多いため、安価で自分好みの空間に出来る」と紹介した。中国の住居は靴を脱ぐための玄関が無いうえ、風呂はシャワールームだけという場合も多い。そして、トイレと洗面所とシャワールームが1つの部屋にあるという特色がある。

 日本に来たばかりの中国人の多くは、日本の住宅の作りに慣れるまでに苦労しなければならないようだ。しかし、日本に慣れてしまうと中国に帰国した後に「不便なことが多々あって、逆のカルチャーショックを受ける」ことになるという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)