中国ではサッカーはもともと人気の高いスポーツだったが、近年はバスケットボールの人気が高まっていて、サッカーは押され気味のようだ。こうした傾向はサッカー中国代表が国際大会でまったくと言って良いほど成果を挙げられていないことと無関係ではないだろう。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国サッカーが人気だけでなく、実力においても日本にまったく敵わない理由について考察する記事を掲載した。中国サッカーはすべての点で日本サッカーに劣っており、そこには根本的な原因があるのだという。

 記事の筆者は、仕事の関係で日本に長期的に滞在している中国人のようだ。日本で暮らしていることから日本の青少年サッカーやクラブチームまで、日本のサッカーについてはある程度の知識を持っているようで、「中国でプロリーグが誕生したのは1994年であり、日本でJリーグが開幕した93年と時間的に大差ないというのに、なぜ日中のサッカーの実力はここまで開いてしまったのか」と問いかけた。

 この問いの答えについて、あくまでも個人的な考えとしながらも筆者は「選手に責任感とサッカーへの愛がないため」ではないかと主張し、日本では部活動として各学校にサッカークラブがあり、サッカーを愛する子どもたちが毎日必死にプレーしていると紹介。そのなかからプロ選手になれるのは一握りであるというのに、それでもサッカーに取り組んでいるのは「子どもたちがサッカーが好きだからだ」と論じた。

 続けて、日本のある高校では大会の出場選手を監督が決めるのではなく、選手による投票によって決める制度を採用しているチームがあると紹介。投票によって選ばれた選手は他のすべての選手たちの期待と信頼を背負って一生懸命にプレーすると紹介し、「それはピッチに立っているのは、自分のためだけではなく、投票してくれた他の選手たちのためでもあるからだ」と強調した。

 こうした環境でプレーし、そしてプロになっていく一握りの日本のサッカー選手たちに対し、中国の選手たちはお金のためと割り切り、「幼少の頃からサッカーに対する愛もなく、責任感もないままにプレーしている」と強調し、そんな中国のサッカー選手たちが日本に勝てるわけがないのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)