2020年7月24日に始まる東京五輪まで残り250日を切った。競技会場の整備や、観戦チケットの抽選も行われ、準備は着々と進んでいる。4年に1度の世界的な祭典が日本で開催されるというのに、中国人からすれば「日本でいまいち盛り上がっていない」ように映るようだ。

 中国メディアの今日頭条は16日、東京で五輪が開催されるにもかかわらず、「いまいち盛り上がりを見せていない」と主張する記事を掲載し、その理由を分析した。

 記事はまず、東京駅の駅前広場に五輪開催までの残り時間を示すカウントダウン時計が設置されているが、付近にそびえ立つビルの間にあるためか「目立たない存在」となっていると紹介。駅前を歩く日本人たちは特に目を止めることなく通り過ぎ、「まるでお飾り」のように佇んでいると指摘した。また、「五輪に関する宣伝広告も非常に少ない」という旅行者の意見を紹介し、日本では雰囲気がいまいち盛り上がっていないのではないかと分析した。

 その理由について記事は、2020年の東京五輪は日本にとって2回目の東京五輪であり、「戦争からの復興」という意味合いがあった1回目の東京五輪に比べ、現在の東京はすでに世界有数の大都市として成熟しているうえ、日本は高齢化も進んでいると指摘。

 また、日本ではG7サミットやG20といった国際会議が行われた際も特に盛り上がらなかったと伝え、「多くの東京人は東京五輪は政府のイベントだと認識し、無関心なのかもしれない」と主張。一方で記事は、東京五輪が現段階であまり盛り上がっていないのは「形式だけの熱烈な歓迎を行わない日本人の控えめな性格」と関係しているのかもしれないと論じた。

 日本で開催されたラグビーワールドカップについても、開幕前は「盛り上がりに欠ける」という声も多く、開催の成功を危ぶむ声まで存在したが、いざ開幕すると日本代表の快進撃とともに大きく盛り上がり、大成功を収めることができた。東京五輪も開幕が近づけばさらに盛り上がってくるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)