日本と中国の飲食に関わる文化は大きく違っていて、なかには「真逆」のものもある。中国メディアの今日頭条は15日、「日本人が冬でも氷の入った水を飲むことは、中国人にとっては理解できない」と訴える記事を掲載した。

 中国では東洋医学の考え方が広く信じられていて、お湯を飲むことは身体を温め、あらゆる不調を癒すと考える人が多い。記事は「中国の男性は女性の体調が悪いと、とりあえず『お湯を沢山飲むように』と言う」と紹介し、「誠意の感じられない決まり文句として女性から嫌われているほど」と紹介した。中国で「お湯を飲む」ことがいかに人々の生活に浸透しているかが良くわかるだろう。

 それゆえ、日本の飲食店で氷の入った冷水を提供されると中国人は驚いてしまうと紹介し、なかには「冬なのに冷水を提供するなんて失礼だ」と感じる人もいると紹介。そして、日本を訪れたある中国人のエピソードとして、日本はすでに夏は終わっているのに「どの店に入っても氷の入った冷水を出され、ビールまでが冷えていたので数日間の滞在後には胃腸を壊してしまった」という体験談を紹介した。

 中国では日本と違って「お湯」が広く飲まれているが、地域によって習慣は異なり、熱いお茶を飲む地域もあれば、白湯(さゆ)を飲む地域もあって、客人に対しても白湯を振る舞う地域もある。これは冬だけでなく夏でも同じなので、中国人から真夏に熱い白湯を出されて驚いたことのある日本人もいることだろう。

 記事はこうした概念や習慣の違いについて、「日本では氷が貴重なもので、氷水は客人をもてなすものと考えられるようになった」と説明する一方、日本は中国のように「体を冷やすことは万病の元」と考えられていないことも、冬でも冷たい水を飲む習慣がある要因の1つではないかと考察した。

 理由はともあれ、中国人にとって理解できない習慣については裏を返せば日本人にとっても同じと言える。たとえば中国では夏でも常温のビールを飲む人が多いが、これは日本人にとっては理解できないことの1つだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)