巨大な潜在力を秘めているとされ、急速に拡大してきた中国の自動車市場がここにきて停滞期を迎えている。中国メディア・東方網は14日、日本を基準にして考えれば中国では現在の倍くらいは自動車が売れるはずだとする記事を掲載した。

 記事は、現在中国の自動車市場がマイナス成長を呈しており、先行きも明るくないという声が出始めていると紹介。多くの人が「街には車があふれ、農村でも渋滞が起きるようになった。自動車はもう飽和状態であり、販売台数が減るのは自然なことだ」と考えているとした。

 そのうえで、世界に目をやってみると中国の自動車販売台数はまだまだ大いに伸びしろがあると主張。その根拠として日本を挙げ、国土が狭く人口密度が高いにもかかわらず、日本では毎年500万台程度の自動車が売れているとした。

 そして、中国の人口は日本の約11倍であることから、日本の人口と自動車販売台数の割合を中国に当てはめれば、中国の自動車販売台数も日本の11倍になって然るべきとのいささか強引な論理を展開。現在約2700万台の販売台数に対し、倍以上となる年間6000万台まで増やすことができるはずだと説明した。

 記事は最後に、人口密度が日本よりはるかに小さいにもかかわらず、中国の1人あたり自動車販売台数が日本の半分にも満たないというのはどういうことか、しかも、今や増えるどころかマイナス成長を呈しているのはなぜなのかと疑問を呈している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)