広大な国土を持つ中国。南部は熱帯気候だが、黒竜江省などの北部は亜寒帯気候となり、冬の寒さは非常に厳しい。上海よりも北の地域の建物には「暖気(ノワンチー)」と呼ばれる「集中暖房システム」が設置されているのが一般的で、外気は氷点下でも室内は薄着で過ごすことができるぐらい暖かく保たれている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には中国のように「集中暖房システム」がないことを紹介する記事を掲載し、「建物に集中暖気システムがない日本で、日本人はどのように暖を取っているのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事はまず、秋が深まり朝晩の冷え込みが強くなると、起床するのが辛くなると紹介。だが、中国には「集中暖房システム」があり、暖房の提供が始まれば、就寝時に掛け布団が必要ないくらいに室内は暖かくなると紹介した。

 続けて、日本は中国東北部とさほど変わらない緯度に位置している国であり、冬はやはり寒い国でありながら「マンションでも集中暖房システム」はないと紹介し、「日本人はどのように暖を取っているのか」と疑問を提起した。

 この疑問に対して記事は、日本では「こたつ」で暖をとる家庭が多いと紹介。日本のテレビドラマやアニメを見ている人ならば「こたつ」を知っているかもしれないと伝え、近年はエアコンや床暖房がこたつに取って代わられてきているものの、こたつは「非常に暖かいうえに家族団欒の良い機会になる優れた暖房器具である」と強調した。

 中国の住宅の作りは日本と根本的に異なっていて、床がタイルであることが多く、畳やフローリングではないゆえ、直接床に座らず椅子に座ることが一般的だ。それゆえ、こたつを設置するにはあまり適当な作りではないと言えるが、日本のテレビドラマやアニメのファンのなかにはこたつに入ってみたいと願う人も多いという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)