中国では、毎日保護者が子どもたちの登下校を送迎する習慣がある。昼にも自宅に帰る子どもが多いので、朝、昼、夕と1日に3回は校門前が送迎の人たちでいっぱいになるが、これは日本とは大きく違う点と言えるだろう。中国メディアの今日頭条は11日、日本の子どもたちは学校に歩いて登校すると紹介する記事を掲載した。

 子どもたちが自分の足で登下校するのは日本では当たり前のことだが、なぜこれが可能になっているのだろうか。1つの理由として記事は、学校までの距離の近さを挙げた。日本では住んでいる地域の学校に通うため、十数分あれば学校に行けると紹介している。中国でも基本的には同じだが、子どもを良い学校に入れるために学区内に家を購入する一方で、実際には学区外に住んでいる人も少なくないためか、遠くから子どもを送り迎えする人も多い。

 2つ目は「安全面」だ。子どもたちは集団で登下校するので安心で、交通面でも日本は全般的にマナーが高く、子どもたちも道を渡るときに注意さえすれば特に問題はないと紹介した。また、通学路には交通誘導員がいて、子どもの安全を見守ってくれているのも重要な点だと分析している。

 3つ目は、子どもたちが「自立」していることだ。何か問題があっても、すぐに親や教師に頼るのではなくまず自分で問題を解決してみる習慣がついていると指摘。また、各自が防犯ブザーを持っていて「自分で自分の身を守る意識が高い」と称賛している。また自立心の強さは、地図が読めること、お金の使い方や管理の仕方を知っているところからも分かるとした。

 中国では、このように自立心の強い日本の子どもたちを称賛しているものの、中国では無理だという風潮が強い。記事に対しても、「中国では誘拐が多いので子どもを出歩かせられない」、「教師が送り迎えを要求してくる」など、日本のようにはいかないという人が多かった。同時に、「昔は中国もそうだったのに」と過去を懐かしむ人もいた。子どもの安全ももちろん大切だが、子どもの教育のためにも自立を促すことは必要ではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)