中国メディア・騰訊網は10日、驚くほどの高値が付くことで中国国内でもよく知られている日本の果物について、高い価値を付加することができる理由を解説する記事を掲載した。

 記事は、先月25日に愛知県で行われた高級柿「天下富舞」の競りにて、糖度25度以上、1つあたり重量310グラム以上の最高クラスの柿が2玉70万円で競り落とされ、過去最高額を更新したと紹介した。

 また、7月には石川県で栽培されている高級ブドウ「ルビーロマン」の初競りで過去最高の1房120万円、1粒あたり5万円というの値段が付いたほか、5月には夕張メロンの初競りでやはり過去最高落札額となる2玉500万円という値段が付いたとしている。

 そのうえで、日本の果物が想像をはるかに超えるような高い値段が付く理由について3つの点を挙げて説明した。まず1点めとして、土地の制約上生産量が少ない代わりに品質を高める傾向が日本の果物農家にあると伝えた。

 2点めには、安定し優れた品質を確保するために、寸法、糖度、色など各種の細かい指標を用いて果物を分類するとともに、厳しい品質管理体制を取っていることを挙げた。

 そして、3点めとして、ブランド価値の重視について言及。夕張メロンを例に挙げ、ブランドイメージを守るために重量や形状、糖度が足りないメロンは市場に流通させず、検査に合格したメロンにはラベルを貼付するとともに、栽培した人の名前を明記するなどして、ブランドが持つ価値を高めていると紹介した。

 記事はまた、日本の果物栽培業界では地域により生産する果実の分業化、専門化が明確に進んでおり、1つの果物の品質向上に専念できることもより価値の高い果実を生み出す「土壌」になっていることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)