日本の中学校や高校ではごく当たり前に行われている「部活動」だが、中国の学校ではあまり一般的ではない。そんな中国人からすれば、日本の高校でサッカー部に所属している生徒たちの環境は「羨ましい限り」なのだという。

 中国メディアの今日頭条は8日、「全国高等学校サッカー選手権大会」について取り上げ、同大会には大勢の観客が詰めかけることを紹介し、それだけ注目が集まる環境でプレーできるのは「中国のサッカー少年からすれば羨ましくてたまらない」と論じた。

 中国の学校ではそもそも部活動が盛んではなく、サッカーがしたければ地元のクラブチームに所属するのが一般的だ。中国では、プレーしている様子を誰かに見られるという経験はあまりなく、日本の高校サッカー選手権のように観客が大勢集まるような大会もないのが現状のようだ。

 それゆえ記事は、「全国大会とは言え、日本には決勝戦ともなれば4万人から5万人もの観客を動員できるほどの大会がある」と伝え、こうした大会を目指して努力をしたり、汗や涙を流すことができる環境はまさに青春であり、あまり注目を浴びることなくプレーしている中国の青少年サッカー選手からすれば「羨ましい限り」だと論じた。

 記事には、中国の青少年サッカー選手をめぐる環境について、多くのネットユーザーからコメントが寄せられている。まず目立ったのは「現在の中国では、サッカーというスポーツそのものの人気がない」という意見だ。これは中国代表が目立った成績を収められていないためだろう。「青少年に人気があるスポーツの1位はバスケットボールだろう。サッカーはバトミントンにも劣る」という声が見られた。

 また、「中国ではサッカーは金持ちだけができるスポーツだ」、「プロになれる素質があっても、クラブチームに推薦されたかったら推薦費を支払えと言われるのが中国」といったコメントも目立ち、このような環境下にある中国の青少年サッカーでは「日本のように大勢の注目が集まる全国大会など望めない」といった声も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)