中国メディア・北青網は5日、「リケジョ」と呼ばれる日本の理系女性修士・博士卒業生の割合が世界的に見て非常に低いことが統計で明らかになったと報じた。

 記事は、経済協力開発機構(OECD)が発表した報告で、2017年の日本における自然科学、数学、統計専攻の修士課程卒業生中に女性が占める割合は23%、博士課程卒業生に占める割合は21%にとどまり、調査対象となった43カ国中で最低の水準だったと紹介した。

 また、日本の次に低い水準とされるルクセンブルクや韓国においても修士・博士卒業生に占める女性の割合は約40%となっており、日本の低さが際立ったとしている。さらに、学士、修士、博士課程において女性教員が教員全体に占める割合も23%と非常に低く、次に低かった韓国の33%とも10ポイントの開きがあるとしている。

 そのうえで、同機構の教育・技能部門責任者が日本などの状況について「女性の割合が低いということは、4気筒エンジンのうち2気筒しか使えていないようなもの。これでは社会の潜在能力が失われてしまう」と評したことを伝えた。

 日本では一時期、理系女子を略した「リケジョ」という言葉がもてはやされ、ブームを起こした。それは理科系の女性研究者に注目が集まる機会となったが、もともと日本の理科系分野に女性の学生や教員、研究者が少なく、目新しい存在であることもブームの背景にあったことは否めない。「リケジョ」がブームにもならないほど日本の社会にとって当たり前の存在になるには、まだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)