中国のマンションや住宅の外観は日本のものと大きく異なっている。各部屋の窓には鉄格子のような「面格子」が設置されているほか、玄関のドアは二重構造の防犯扉になっているのが一般的だ。これは中国でそれだけ空き巣や窃盗が多いことを示している。中国メディアの今日頭条は2日、日本ではスリや窃盗、空き巣などの犯罪が極めて少ないことを紹介した。

 記事の中国人筆者はまず、かつて大学にいたという日本人教師がスリの被害に遭ったエピソードを紹介。この日本人教師は中国でバスに乗っていた際に財布を失くしてしまったという。この教師は「財布はウォレットチェーンで腰に結びつけていたのに、いつのまにかウォレットチェーンが切れてしまった」と述べていたそうだが、中国人筆者は「日本人の感覚では、ウォレットチェーンが勝手に切れたのではなく、誰かに切られたということに気付けなかったようだ」と指摘し、「当時は日本人はあまりに警戒心がなさすぎると思ったものだ」と振り返った。

 しかし、中国人筆者はその後、日本について理解を深める機会があったようで、「今になってみれば日本人教師の警戒心がなかった理由が分かる」とし、それは日本で暮らしている以上は「スリや窃盗の被害に遭うことを警戒する必要がないからだ」と主張。

 もちろん日本も窃盗などの犯罪がないわけではないとしながらも、犯罪が少ないのは事実だと指摘し、東京などの地下鉄の車内では居眠りをしている人が少なからず存在するほか、カフェやレストランで貴重品を席に置いたまま、離席しても問題が起きないのは「日本の治安の良さを示している事例である」と強調した。

 続けて、日本で窃盗やスリなどの犯罪が少ないのは「日本では罪を犯すことによる代償が非常に大きいからではないか」と主張し、信用が重視される日本では罪を犯すことで本人のみならず、家族や親族の信用も失墜すると強調。また、日本では幼少の頃から他人のものを盗ってはならないと教えられていることも、窃盗などの犯罪を減らすことに寄与しているのではないかと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)