中国メディア・東方網は2日、日本ではこの10年ほどで男性が家庭に入り、女性が外で働く「家庭主夫」が増えつつあると報じた。

 記事は、日本の家庭はこれまで「女性が家を守り、男性が外で働く」という状況が続いてきたが、新たな時代に入り変化が生まれ始め、厚生労働省が2010年に「イクメンプロジェクト」を立ち上げたと紹介した。

 同プロジェクトについて同省はその主旨を「男性の子育て参加や育児休業取得の促進等を目的」としているが、記事はこれを「家庭主夫」と解釈し「これまで主婦が担ってきた、家で子どもたちの面倒を見るなどの責任を負うことが主な任務である」と伝えている。

 そのうえで、「主夫」の概念の背景には日本における出生率の低迷もあると説明。出産後の女性による社会復帰が難しいうえ、復帰しても仕事と家庭の両立が大きな負担になることから、多くの人が結婚や出産を敬遠する状況を生んでいるとした。

 一方で「主夫」の推進は全国的な動きになるとともに、日本の社会福祉政策の重要な一部になっているものの、いまだに「家庭は女子が守るもの」との考えも根強いために、その浸透ペースは緩慢であると伝えた。

 記事は「イクメン」と「専業主夫」を混同しているようだが、育児に積極的に参加して育休を取得する「イクメン」も、家事に専念する「専業主夫」も昨今の日本社会で増えており、各家庭におけるライフスタイルの多様化が進んでいることは間違いないだろう。ただ社会として「新しい時代にマッチした、仕事と家庭生活の新しい形」を見出すには至っておらず、まだまだ模索が続きそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)