静かな環境に身を置くと、心を落ち着けて集中力を高めることができるという人は少なくないだろう。特に秋の今ごろは、快適な気候もあって「心地よい静けさ」を味わうことができる。中国メディア・東方網は10月31日、「日本人はどうして静けさを好むのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本で長時間生活をしていると、日本国内の環境が静けさを重んじ、生活においても静けさが追求されていることに気づくと紹介。また、ちょっと旅行で日本を訪れただけでも、日本人の「静かさ」を垣間見ることができるとし、その例として電車の中でトーンを落として話す人が多く、携帯電話から大きな音を出しても平気な人がとても少ない点を挙げた。

 そして、日本人は静かな環境を好んでおり、外出の際にも静かな環境を確保するためにイヤホンを携帯するとともに、周囲に迷惑となるような音や声を出さないよう配慮もするとしたほか、家に帰っても一人で静かにたたずむ環境を求める傾向にあると伝えている。

 そのうえで、日本人が静けさを求める理由について「他人に迷惑をかけてはいけないという気持ち」に加えて、静かな時間を過ごすことで自らに活力を与えるのだと説明。「読書や新聞閲覧、音楽を聴いて物思いにふけることで、独りの時間を作る。ほんの少しの時間でも、このような質の高い『安静』な時間が、きっと1日の疲れをいやすのに最良なのだろう」とした。

 記事は最後に、ドイツの哲学者ショーペンハウアーの言葉として「人間は独りでいるときこそ自分自身になれる。独りでいることを好まないということは、自由を好まないことである。なぜなら、独りでいるときこそ真の自由だからだ」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)