中国人の生活には欠かせない移動手段となった高速鉄道。中国全土に高速鉄道網が張り巡らされたことで、従来の寝台列車での移動に比べて時間を大幅に短縮できるようになった。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人が頻繁に利用する高速鉄道について「高鉄と動車の違いを知っている中国人は多くない」ことを強調する記事を掲載した。

 かつての中国では、「火車(フオチャー)」と呼ばれる鉄道が主な長距離移動手段として活躍していたが、現在は「火車」よりも速度の速い「動車(ドンチャー)」もしくは「高鉄(ガオティエ)」が主流となった。「動車」と「高鉄」はしばしば一括りに「高速鉄道」と呼ばれるが、両者には明確な違いも存在する。

 記事は、中国人にとって非常に身近な存在となった高速鉄道の切符に記載されている列車番号には「G」から始まるものと「D」から始まるものの2種類があると紹介し、これは「高鉄」と「動車」という違いを示すものだと強調。これまで何度利用していても、高鉄と動車にどのような違いがあるかを知らない中国人はたくさんいると主張した。

 「高鉄」とは中国語で「高速鉄道」という意味だが、では「動車」とはどのような鉄道なのだろうか。記事は「動車」は運行速度が時速200キロメートルから250キロメートルの鉄道を差し、「高鉄」は運行速度が時速300キロメートル以上に達する鉄道を指すと紹介。また、乗車料金にも違いがって、運行速度が速く、車内の座席に複数の等級がある「高鉄」のほうが料金は高いと指摘した。

 また、「動車」と「高鉄」は車両の見た目では大差がないが、「高鉄の車両は動車よりも設計が優れているため、乗り心地が良く、振動を感じない」と主張したほか、「動車」は既存のレール上を高速で走行できるのに対し、「高鉄」はそれ専用に建設されたレール上を走行するという違いもあると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)