日本の農産物は海外でも高く評価されている。2019年上半期の農林水産物・食品の輸出額は前年同期比3%増の4486億円だったという。中国メディアの今日頭条は29日、「日本の農業はなぜ世界の先端を走っているのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の農産物は色つやが良く、粒がそろっていて消費者に好評だと紹介。日本の農家は高品質にこだわってきたために、高額でも売れるという。そのうえで記事は、日本の農業が成功している6つの理由を紹介している。

 1つは「先進的」な農業をしていること。土を使わない栽培で花木や盆栽の展示会のような温室を作るところもあり、観光農業と呼ばれる農業スタイルもあると紹介している。2つ目は「品質」に対するこだわりで、美しいだけではないと紹介。梨農園の場合、枝を網に固定しておくので最大限日光に当てることができ、大きくておいしい梨を作ることができている。

 3つ目は「作物の種類を絞っている」ことで、それぞれの地区で特産品があり、それぞれの農家でも専門に特化していると紹介した。4つ目は「自給自足にこだわらない」ことで、あくまでも売り物となる作物を専門的に作ることで利益を追求できる点に加え、農家同士が互いに協力しやすく、市場も拡大するとしている。

 5つ目は「家族経営と農協のサービス」がうまく連携していること、6つ目には「環境資源の保護」が進んでいることを指摘している。中国の農業はどうしても量が重視されがちだが、日本では質を重視し、土からしてきめが細かく「スポンジのよう」だと称賛している。

 日本の農産物が海外でも人気なのには、それだけの理由があったようだ。中国の農業もかなり変わってきてはいるようだが、どうしても表面的で儲け重視になりがちだ。質を追求する日本の農家から学べば、さらに発展できるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)