日本政府観光局(JNTO)によれば、2019年1ー9月の訪日中国人客は740万2600人に達し、前年同期比14.8%増となった。近年は日中関係が小康状態にあることも後押しし、日本を訪れる中国人の数は年を追うごとに増えている。中国メディアの今日頭条は20日、日本は旅行で訪れるぶんには「最適な国」であることを強調する一方、「長く住むには適さない」国だと主張する記事を掲載した。

 記事は日本留学中の中国人の見解として、日本社会の雰囲気は「気持ちを滅入らせる」と主張し、それゆえに長く住むには適さない国だと感じていると論じた。

 この中国人留学生は、日本人は他人に対して無関心であり、外国人からすると「冷淡」にも映ると主張。また、日本人はあまりに礼儀正しく、あまりに他人行儀で、本当の意味で心を通わせるのも難しいと伝え、こうした日本人の性格が生み出す日本社会は何となく重苦しく、中国とはあまりに違っているため「気持ちが滅入ってしまう」と論じた。

 確かに日本と中国は社会の雰囲気は大きく違っている。中国は雑多であると同時に賑やかで、人同士の距離感も非常に近いのは事実だろう。この中国人留学生の性格からすると日本社会は「合わなかった」のかもしれないが、記事に寄せられたコメントを見てみると中国人ネットユーザーの多くは記事の見方を否定する意見を投稿している。

 たとえば、日本に住んで1年になるという中国人のネットユーザーは「長く住むのに非常に適した国家」であり、それは日本人が誰に対しても友好的であるという要素も関係していると主張している。

 さらに別の中国人ユーザーは、「記事の主張には軽々しく同意できない」と述べた後、日本社会の雰囲気は重苦しいのではなく、「静か」なのであり、日本人は何をするにしても周囲の人の気持ちを考えて行動するゆえに、中国のように広場で大人数でダンスをしたり、大合唱をしたり、大声で喧嘩するという類の「喧騒」がないだけだと反論した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)