世界に対して、政治的にも経済的にも大きな影響力を及ぼす国家を「超大国」と呼ぶ。米国やかつてのソビエト連邦、大英帝国がそれにあたり、近年では中国を超大国と数えるとする意見もある。しかし日本は、先進国ではあるが「超大国」ではないのは言うまでもない。中国メディアの捜狐は29日、「米国の制約が少なければ、日本は超大国になれるのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、現在の日本が先進国としてどれだけの力を持っているかを分析。戦後の日本は奇跡と呼ばれた復興を遂げ、軍事力でも自衛隊は世界の中でも上位にあり、技術力が高く、経済面でもアジア一であると「国力」の強さを紹介した。

 しかし、敗戦国である日本は、今でも「米国の制約」からは抜け出せていないと記事は指摘。戦後の経済復興も米国のおかげであり、米国は日本に対して「絶対的な力」を持っていると指摘した。では、米国からの制約がなく自由だったら超大国になれたのだろうか。

 記事は「それは難しい」と主張。そう言える理由を2つ挙げている。その1つは「国土」の大きさだ。米国や中国、かつてのソビエト連邦や大英帝国などと比較しても、日本の国土は非常に小さいため、「超大国にはなりえない」と主張している。

 2つ目は「総合的な国力」だ。日本は鉄鋼や自動車、電子科学技術などの分野で優れており、経済発展しているように見えるが、国際的な地位や影響力は「非常に小さい」と主張。しかも資源の少ない国で「金があるだけ」なので、超大国にはなれないと論じた。

 しかし記事は、「日本には野心がある」ので、万が一米国から自由になれば何をするかわからない、と危機感も示している。中国ではこうした「日本は野心があるので油断ならない」という意見は非常に根強い。これは過去の歴史とも大きく関係していると思われるが、日本や世界の他の国々からすると中国の方が様々な面で野心的に映っているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)