外国には自分が生まれ育った国とは全く異なる習慣や考え方が存在するものだが、その違いがあまりにも大きすぎると、実際にその国に行って自ら体験しなければなかなか信じられないというものもある。中国メディアの天天快報はこのほど、日本についての情報には「日本に実際に行かなければ決して信じることができないものがある」と題する記事を掲載した。

 記事は、日本を旅行で訪れた中国人の体験談や、日本で一定期間にわたって生活した経験のある中国人たちによる逸話をいくつか紹介している。たとえば、ある中国人は日本の喫茶店でコーヒーフロートを飲んでいたというが、3分の2ほど飲んだところでグラスを倒してしまい、飲み物を全部こぼしてしまったという。

 すると、2人の店員がすぐに駆け寄り、店員の1人は中国人を手洗い場に案内して衣服の汚れを落とす手伝いをしてくれたそうだ。そして、もう1人の店員はテーブルをきれいに片付け、中国人が手洗い場から戻った後に「なんと新しいコーヒフロートを無料で用意してくれた」というエピソードを紹介した。

 この中国人は日本の喫茶店での体験について「新世界への扉を開いてくれた出来事だった」と表現しつつ、当時の大きな感動を形容すると同時に「同じ出来事が起きても、中国ではこうしたサービスは決して期待できないもの」と伝えた。

 このほかにも、日本では歩行者が後方からやって来た自転車に道を譲るときに、道を譲る歩行者のほうも自転車の乗り手に対して「すみません」と謝罪することを知ったとする中国人の体験を紹介、これも「中国人にとっては常軌を逸した習慣だが、道を譲られる側と譲る側の双方が謝意を示すのは実は調和のとれた行動」と感じたと説明した。

 中国人たちは日本社会を体験することで「日本には他人の身になって考え、行動するという思考パターンが深く浸透している」ことを実感し、同時に「日本に実際に行かなければ決して信じることができないもの」が確かに存在することに驚きを感じているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)