不調が続く中国の自動車市場で、日系車は相変わらずのプラス成長を続けている。9月の中国新車販売は前年同月比5.2%減だったものの、日系車は3.8%の増加となった。中国メディアの今日頭条は25日、日系車が好調な理由を5つ紹介する記事を掲載した。

 日系車の好調を、中国人消費者はどう感じているのだろうか。記事によると、中国人は日系車を「複雑な気持ち」で見ているそうだ。国民感情としては否定的だが「良さを認めないわけにはいかない」からだという。では、なぜ日系車は中国市場で多くの人の心をつかんでいるのだろうか。記事は5つの理由があるとしている。

 1つ目は「価格」で、予算が限られた一般的な消費者にとって、品質に優れて比較的安い日系車は魅力的だとした。2つ目は「エンジンが良い」こと。日系車のエンジンの良さは中国でよく知られており、「エンジンがメインで車体はおまけ」と言われるほどだという。

 3つ目は「衝撃を吸収する設計」で、万が一事故に遭っても、衝撃が搭乗者に伝わりにくいと称賛した。かつては「日本車は事故ですぐに変形する」と不人気な理由となっていたが、ようやく衝撃吸収という概念が理解されてきたようだ。

 4つ目は「燃費が良いこと」で、燃費が良いと維持費も節約できるので、人気になるのは当然だと称賛している。最後の5つ目には「耐久性があり修理しやすい」ことを指摘している。日系車は比較的早くに中国市場へ進出しており、修理工も日本車の修理経験が豊富になっていて、「誰でも修理できる」そうだ。そのうえ耐久性があって壊れにくいため「本当にエコな車だ」と日系車の良さを伝えている。

 中国市場では、日系車のほかにも、中国メーカー、ドイツ系、米国系、韓国系、フランス系がそれぞれシェアを競い合っているが、プラス成長を見せているのは日系車のみだ。日系車がそれだけ支持されているのには十分の理由があり、これからも日系車人気が続くに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)