外国を旅行することは新しい体験ができる素晴らしい機会になることだが、人や状況によっては苦痛の旅となることもあるようだ。中国メディアの捜狐は22日、日本を旅行で訪れた中国人のなかには「耐えられない」としてすぐに帰国する人もいると紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本では屋内に入るときに「靴を脱ぐ」習慣があり、和室ホテルや畳のあるレストランでは清潔な靴下を着用しておいた方が良いと紹介。こうした場所に土足で入るのは礼儀に反する行為であり、また、教養のない行為とみなされるが、これこそ中国人に「耐えられない」と感じさせる日本の習慣であると説明し、普段人前で靴を脱ぐ習慣があまりない中国人にとって、1日中歩き回った後に靴を脱ぐのは臭いなどが気になって気まずくなってしまうのだと論じた。

 また、中国人はやわらかいベッドの上で寝るのが普通だが、日本では宿泊施設によっては畳の上で寝なくてはならないため、翌日の朝には中国では体験したことない痛みを背中に感じると説明し、一部の中国人が日本旅行に耐えられなくなって帰国するのはこのためだとした。

 さらに、日本人は「正座」をして食事をする習慣があるが、中国には「男性は跪いてはいけない」という考え方があるうえに、中国人は正座に慣れていないため膝が痛くなるとし、それゆえに日本の習慣のなかには中国人旅行客に受け入れられないものが少なからず存在すると論じた。

 記事によれば、日本旅行でこうした苦痛の伴う体験をした中国人旅行客がいるようだが、その一方では、旅行を通じて日本社会に対して深い感動を覚える中国人もいる。例えば日本の狭い道路で、歩行者の後方からやってきた自動車が歩行者に対してクラクションを鳴らさずに歩行者のスピードに合わせてゆっくり前進するという光景を目撃し、日本のドライバーのこうしたマナーの良さに感銘を受けたという中国人旅行客もいるわけで、旅行がすばらしい体験となるか苦痛の源になるかは、人によって違うというのが現実のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)