中国では日本以上の学歴社会だ。子どもたちは幼い頃から良い大学に入学するため、そして、良い企業に就職するために勉学に励んでいる。中国メディアの今日頭条は20日、中国では「早熟の恋」は厳しい反対に遭うのが普通であることを紹介する一方、日本では小学生ですでに恋愛をする子どもがいることを紹介し、驚きを示す記事を掲載した。

 記事はまず、道徳的に日本よりも厳しい見方の人が多い中国では、学生の頃に恋愛をすることは「タブー」とされ、男女が机を並べて座ることや、横に並んで一緒に歩くことすら批判の対象になりかねないことだと指摘。早熟の恋は一般的に保護者や教師から激しい反対に遭うのが普通だと紹介する一方、日本では「早熟の恋」という概念そのものが存在しないと驚きを示した。

 続けて、日本人の「初恋の年齢」に関する調査結果を紹介し、男性の19%、女性の16%が小学生以前に初恋を体験し、36%が中学から高校で初恋を経験していると紹介し、半数以上の日本人が成人する前に恋愛を経験すると強調。そして、「成人前に恋愛するとは、中国の基準で言えば完全に早熟の恋である」と論じた。

 さらに記事は、日本では中国と違って「早熟の恋」が珍しいことではない原因として、日本はアニメや漫画などの作品が多く製作されており、青春時代の恋愛を描いた題材のものが多く存在するためではないかと主張。日本の子どもたちはこうしたコンテンツの影響を大きく受けていると分析した。また、日本は中国のように「高考」(ガオカオ)と呼ばれる大学入試試験でその後の人生が完全に決まってしまうことはないゆえ、教師も保護者も子どもが恋愛することを反対しないのではないかと論じた。

 近年、中国でも異性に恋愛感情を持ち始める年齢が低下していることが観察されているというが、頭ごなしに禁止しても子どもは反発するだけであろう。「早熟の恋」を禁止すべきかどうかは別として、子どもとしっかりコミュニケーションを図ることは日本も中国も同じように大切なことと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)