中国メディア・東方網は22日、同日行われた天皇陛下の即位礼正殿の儀で皇后陛下が身につけられたお召し物について紹介し、非常に高貴で荘厳な雰囲気を醸し出していたと報じた。

 記事は、22日午後に皇居で行われた即位礼正殿の儀には世界の100を超える国から首脳級の来賓が参加したと紹介。天皇が即位したことを内外に宣言する儀式であり、非常に荘厳かつ厳粛な雰囲気の中で行われたとした。

 そして、重要な儀式の雰囲気を醸し出す上で欠かせなかったのが、天皇皇后両陛下の地位を表す伝統的な礼服だったとし、皇后陛下が身に着けた礼服は特に見どころが多かったと伝えている。

 そのうえでまず、即位礼正殿の儀に先立って両陛下がそれぞれ宮中三殿の賢所に参拝した際には、両陛下とも純白の礼服を着用したと説明。皇后陛下は清潔、神聖を表す純白の十二単に大垂髪(おすべらかし)と呼ばれる髪型でお出ましになり、端正で荘厳な表情も相まって「非常に強いセレモニー感」があったと評した。

 そして、即位礼正殿の儀では鮮やかな配色の伝統的な十二単を着用されたとし、その重さが実に15キログラムに及ぶと紹介。宮中の女性における髪型の正装である大垂髪と十二単といういでたちは高貴さに満ちていたと伝える一方で、この格好で儀式をすべてこなすにはかなりの体力を必要だとしている。

 記事は儀式に臨まれた皇后陛下について「若き日は大柄の美女という印象だったが、55歳になった今は高貴な気品を醸し出している。今回は、普段とはまた大きく異なる荘厳さを纏っていた」と伝えた。

 日本の天皇や皇室の存在について、中国では歴史的な要因もあって必ずしも好意的に受け入れられているわけではない。しかし、宮中の儀式などで日本古来のしきたりが今も守られ、伝統的な衣装や道具が用いられるという点については、伝統文化の保護という観点から感銘を覚える部分もあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)