近年、医療サービスを受けるために訪日するメディカルツーリズムが増加傾向にある。日本の病院は質の高い医療を提供するだけでなく、病院食のレベルも高いと好評のようだ。中国メディアの今日頭条は20日、日本の病院の「病院食」を称賛する記事を掲載した。

 中国では、病院側が入院患者のために食事を準備することはなく、家族が準備したり、病院内や近所にある弁当屋やレストランから注文したりする。そのため病院食そのものが一般的ではない。

 記事の筆者は最近、日本の食品メーカーが運営する総合病院に行く機会があり、そこで病院の提供する「病院食」が彩り豊かで美しいばかりでなく、健康的だったことにも感心している。食品メーカーが直営している病院だけあって、食を非常に大切にしているようだ。まさに中国の「医食同源」の考え方と言えるだろう。

 この病院では、病気のリスクを抑えつつ患者が「健康で長生き」できるようにサポートしている。中国の病院は言うまでもなく、日本でも病院は病気を治すところというイメージが強いが、一番良いのは病気を予防することだ。そのため記事は、この病院が入院中の食生活を重視しているのは理にかなっていると称賛した。

 記事によると、日本人の食生活は中国やインドと並んで世界でも特に塩分が多く、動物性脂肪も70年前と比べて7から8倍に増加しているという。この2つを抑えるだけで、肥満、高血圧、糖尿病の罹患率を下げられることになる。

 そのようなわけで、ここの病院食は野菜と魚が多く、塩分も控えめだそうだ。筆者は、「病院食は栄養があっても味がしない」のが普通だが、ここのメニューは豊富で3種類のおかずにスープ、デザートまでついていておいしいと絶賛。また、同じメニューでも患者一人一人の塩分の量を変え、天候によっても微調整していると称賛している。

 中国の病院はもうけ第一と揶揄されることが多いが、患者を「健康で長生きさせる」ことを目標としている日本の病院から、多くを学べるのではないだろうか。とはいえ、まずは病院食の普及から始める必要があるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)