海外からの旅行者は、日本がきれいな国だと感想を述べることが多い。中国人旅行者の多くも、日本の清潔さは想像以上だったと感銘を受けるようだ。中国メディアの今日頭条は18日、日本はずっときれいな国だったわけではないと主張しつつ、「日本はいつからこんなにきれいな国になったのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、今でこそきれいだとしきりに称賛される日本も「昔はそうではなかった」と紹介。戦後の経済成長は著しかったものの、1968年にGDPで西ドイツを超えて世界2位に躍り出たころは、まだ「汚い、乱雑、臭い」国だったと日本の過去を振り返った。

 そのころの日本では、立ち小便が多かったためにその防止のために電柱には「ミニ鳥居」が付けられ、電車のトイレも中国のように線路に垂れ流しだったほどで、経済的に豊かになってもきれいな国ではなく、国民にその意識さえなかったと指摘している。

 記事によると、初めて日本人が衛生を意識し始めたのは「1964年の東京オリンピック」だったという。外国人の目を意識して初めて、ようやく東京で道路をきれいに掃除しはじめ、ごみ箱の設置、痰吐きや立ち小便をタブーにする流れになってきたと紹介した。

 このいずれも、中国がここ数年力を入れてきた方法と言えるだろう。記事は、1970年には日本人の悪習を暴いた「みにくい日本人」、73年には「農協月へ行く」という本が出版されていると紹介。87年の「タイム」誌には、「世界の観光地を荒らすニュー・バーバリアンたち」という特集が組まれたことを考えると、日本が現在の衛生基準に達したのは80年代後半から90年代初めのあたりと「それほど昔のことではない」と論じた。

 こうして指摘されてみると、日本もかつては決して不衛生ではない部分があったのは事実といえるだろう。しかし、時間をかけて徐々に変化することができ、今や世界各国からきれいな国と称賛されるようになった。日本の先例を考えれば、中国も日本のように努力を続ければきれいな国になることは可能なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)