中国人の日本や日本人に対する見方は様々だ。反日感情が強い一方で、日本が大好きな人も少なくなく、最近では日本を好きすぎて過激な行動に出ることもある「精日」、つまり精神的日本人と呼ばれる人もいるほどだ。中国メディアの環球網は17日、「日本の長所と短所を客観的に見る」ように勧める記事を掲載した。

 記事は、中国人は日本に対する見方が「極端」になりがちだと指摘。これは何事も極端になりがちな国民性もあるのかもしれず、さらには日本に対する感情が強いためかもしれない。いずれにしても、理性的に隣国である日本を評価できるようになるのが理想だろう。記事は、「客観的に日本の長所と短所を見るべき」としている。

 では、日本の長所とは何だろう。記事によると、アジア随一の先進国であり、かつてのアジア経済をけん引したその経済力、そして、欧米を超える分野もある科学技術だと称賛。これは、教育や政府の政策、グローバルな人材育成に力を入れたおかげで、「科学技術を主とした立国」に成功しており、日本はアジアのみならず世界的にもトップレベルの科学技術力を有している。だからこそノーベル賞受賞者を多く輩出してきたと言えるだろう。

 一方、日本の短所については、台風19号による被害の大きさを指摘。多くの河川が決壊して少なからぬ死者を出し、交通がマヒしたことで、災害に対する戦いにおいて日本の弱さが露呈されたとしている。これまでの災害から教訓を得てはいるものの生かし切れていないということのようだ。しかし、60年に1度と言われる台風で日本はできる限りの努力をしており、だからこそ被害を抑えることができたわけで、日本の短所についても客観的に見るべきだと論じた。

 記事の主張する日本の長所と短所が正しいかどうかはさておき、客観的に見るというのは大変良いことである。この点、日本人も中国の長所と短所については客観的に見たいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)