朝晩を中心に冷え込みが強くなり、本格的な秋の到来を感じるようになった。風邪をひかないようにするには、着るもので体温調節を図るとともに体を温める食べ物を積極的に取ることも大切だ。ラム肉などの羊肉もその1つだが、日本では羊肉はそこまでポピュラーと言える食材ではない。

 中国メディア・東方網は17日、中国では非常にポピュラーな羊肉がお隣の日本ではあまり食されない理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国では羊肉は牛、豚、鶏と並んで非常にポピュラーな食材であり、街の飲食店に行けばだいたい羊肉にお目にかかることができ、串焼きをはじめ、スープや麺など様々な羊肉の名物料理が存在すると紹介。一方で日本のレストランでは基本的に羊肉料理を見かけることはできないとしている。

 その理由としてまず、日本の狭い土地ではヒツジを大量に飼育する草原が不足している点を挙げた。その次に、比較的淡泊な味わいを好む日本人にとって、羊肉が持つ独特の臭みがかなり強く感じられると説明。クセのある羊肉よりも、豊かに獲れて栄養価も高い海産物のほうが、日本人の伝統的な味覚には合っていたと伝えた。

 そのうえで「日本の市場では羊肉はほぼ外国からの輸入品で価格もやや高い。日本人にしてみれば、海産物がたくさんあるのにわざわざお金を出して自分の口に合わない物を食べる必要はない、ということになるのだ」とした。

 慣れてしまえば他の肉にはない濃厚な味わいがクセになるヒツジの肉。以前に比べれば日本での消費量は増えているようだが、新鮮でおいしい肉を手に入れるのはまだまだ簡単ではない。新鮮なラム肉は臭みが弱く、肉質も柔らかい。臭みが気になって食べず嫌いの人は、これから寒くなる時期に一度チャレンジしてみてはどうだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)