河川の氾濫や決壊をもたらした台風19号。広範囲で浸水被害が発生し、日本各地に甚大な被害をもたらした。中国メディアの今日頭条は16日、埼玉県春日部市にある「首都圏外郭放水路」を紹介する記事を掲載し、「地下神殿と呼ばれる首都圏外郭放水路がなければ、東京ではさらに大規模な水害が起きていた」と伝えた。

 実は「首都圏外郭放水路」は台風19号で注目が集まる前から、中国の一部では知られた存在であった。中国ネット上では「首都圏外郭放水路」について、数年前から「日本の地下には神殿のようなインフラが存在する」として噂になっていたためだ。

 記事は、まるで神殿のようなインフラである「首都圏外郭放水路」について「河川が多く存在する東京で大規模な水害が発生しなかったのは地下神殿のおかげだった」と伝え、「地下神殿は地下50メートルにある地下放水路」だと紹介、「地下神殿と呼ばれるが、本当の神殿というわけではない」と伝えた。

 江戸川河川事務所によれば、「首都圏外郭放水路」は「洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路」であり、「周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減した」というが、台風19号でもその実力を大いに発揮したと言えるだろう。

 記事が写真とともに「首都圏外郭放水路」が周辺河川の氾濫を食い止めたことを紹介すると、中国人ネットユーザーからは「インフラとはまさに首都圏外郭放水路のような存在を指す言葉だ」、「我が国はインフラの建設能力の高さを自画自賛しているが、過去に北京中心部で水害が発生したように、自国の排水能力は高くない」、「日本は排水することで水害を防いでいるが、我が国は水が溜まったら蒸発するまで待つしかない」といったコメントが寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)