中国の人からしてみると、日本人は時として神経質に思えるほど時間に正確だという。待ち合わせの時間も中国の社会ではあくまで「目安」といった感覚だが、日本では「厳守」するのが当然と考えられている。中国メディア・東方網は16日、日本人が持つ時間に対する感覚は、明治初期の鉄道開通から始まったものであるとする記事を掲載した。

 記事は、日本では今月14日が「鉄道の日」とされており、この日は1872年に日本で初めての鉄道が開通したことを記念する者だと紹介。今や日本の鉄道網はその密集ぶりと安全性の高さから世界的な評判を獲得していると伝えた。

 そして、鉄道の開通と日本における時間概念の変化との間に存在する関係性について言及。鉄道が開通する前は、江戸時代から続く「日の出と日の入りを基準に昼夜の時間をそれぞれ等分する」という不定時法が採用されていたが、1872年に日本政府が日の長さによって変化しない絶対的な時刻を持つ定時法の使用を開始したと紹介し、その理由の1つが鉄道を運行するうえで固定の時刻が必要だったからだと説明している。

 また、日本では鉄道路線が増えていくのに伴い、鉄道業界における時間管理に対する要求はますます厳しくなり、鉄道従事者から鉄道を利用する乗客まで知らず知らずのうちに高度な時間の概念が形成されていったのだと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)