中国メディア・今日頭条は15日、中国の女性車いすマラソン選手が、取材を受けた日本メディアのカメラマンのプロフェッショナルな仕事ぶりに感動したとする記事を掲載した。

 記事は、12日に北京で開かれた福祉博覧会に出席した車いすマラソンランナーの劉峰さんが、会場のロビーで日本のテレビ局記者の取材依頼を受けたと紹介。劉選手が承諾すると、ビデオカメラを持った記者はロビーの床に跪き、30分以上同じ目線で劉選手の話を聞いたと伝えている。

 紹介によれば、劉選手は38歳で、17年前に交通事故で左足を失ったという。車いす生活を余儀なくされたが、精力的に公益活動に参加するようになり、普段は車いすマラソンの大会に参加しているという。日本メディアの取材は、来年の北京パラリンピックに向けてのものだったようである。

 劉選手は翌13日にSNS上でこの取材について言及。「進むほどに話が弾んで、少なくとも30分は話していたが、日本の記者はずっとにこやかにしていた」とし、跪き続ける記者に何度も休憩を勧めるがその都度「大丈夫」と断られたことを明かしている。

 そして、取材終了後に記者が平然と立ち上がり、特に体の不調を訴えなかったと伝えたうえで「もしかしたら彼らは小さいころから常に跪く動作をしてきて、慣れていたのかもしれない」と推測。この記者のプロ精神に心が震えたと感想を綴った。

 日本では来年の東京五輪・パラリンピックに向けて、パラスポーツの競技やアスリートについてメディアが取り上げる機会がこれまでになく増えており、市民の認知度も少しずつ高まっている。パラスポーツにおいても日中間の交流がより一層深まることを願いたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)