ブラジルに遠征中のU-22日本代表は14日、国際親善試合でU-22ブラジル代表と対戦し、3ー2でブラジルを破った。A代表の試合ではないものの、中国ではサッカー王国ブラジルを日本が破ったとして大きな注目が集まった。

 中国メディアの今日頭条は15日、日本のU-22代表がU-22ブラジル代表を撃破した事実から「日本と中国の青少年サッカーの育成における違いが見て取れる」と論じる記事を掲載した。

 記事は、日本の遠征メンバーには久保建英選手などが含まれておらず、日本のU-22メンバーとしては決して最強の布陣というわけではなかったと指摘する一方、それでも日本は非常に強大で、すばらしいシュートの数々でブラジルを撃破したことは「感嘆に値する」と指摘。同時にU-22日本代表とU-22中国代表を比較すると「中国選手の不甲斐なさに腹が立って仕方なくなる」のが現状だと論じた。

 続けて、日本では優れた若手選手が雨後の筍のように登場しており、「中国の若手選手も成長を続けているが、日中の若手選手の実力差は縮まるどころか、開く一方だ」と指摘し、これは日中の青少年サッカーの育成方法の違いが生み出している差であると強調。

 そして、育成方法の違いが生み出す差は「少年サッカー」のころから生じていると伝え、少年サッカーチームに所属する中国の子どもたちは練習が始まってもおしゃべりばかりで、他のことをして遊んでいる子も珍しくないと紹介する一方、日本では規律が重んじられ、子どもたちはコーチの指示に真剣に耳を傾け、練習に集中して取り組んでいると指摘。サッカーはチーム全体の戦術と戦術を実行する規律が大切になるスポーツであり、規律を守れない子どもたちと守れる子どもたちの実力差が非常に大きくなるのは必然と論じた。

 また、中国では才能のある子どもはどれだけ小さくても「札束」の力でスカウトされ、子どもの頃から「サッカーと拝金主義が結びつく事例」が多く見られると紹介。こうした事例は「青少年サッカーの育成」の理念から著しく逸脱していると伝える一方、中国ではもはやサッカーは「富裕層のスポーツ」となっていて、選手層の薄さにつながっていることを強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)