中国メディア・環球時報は14日、同日行われる予定で中国からも駆逐艦が参加する予定だった自衛隊の観艦式が、台風19号で発生した災害救助のために中止になったと報じた。

 記事は、河野太郎防衛相が13日に、自衛隊が台風19号の上陸によって日本国内で発生した災害の救助を優先するため、14日に開催予定だった国際観艦式を中止することを発表したと伝えた。そして、観艦式には中国からも駆逐艦「太原」が参加予定で、中国海軍の艦艇が日本にやってくるのは10年ぶりのことだとして注目されていたことを紹介した。

 「太原」は14日に東京の晴海ふ頭に入港し、「台風被災心よりお見舞い、早期復旧心よりご祈念」と日本語と中国語で書かれた横断幕を掲げ、情報を聞きつけて晴海にやってきた見物者に向けてメッセージを発信した。

 災害救助作業を優先して観艦式を中止した自衛隊について、中国のネットユーザーは「交通費は出してください」「食事代もお願いします」「各国の軍艦にとっては空振りになっちゃったね」「帰るついでに台湾に寄ってみたらどうか」「観艦式は中止になったけれど、他の活動は行われたみたいだからむだ足ではない」といった感想が寄せられた。

 一方で、多くのユーザーが「国民の安全がより大切だ」「これは理解できる」など、やむを得ない事態であるとの認識を示している。さらには「太原艦も一緒に救助に参加してはどうだろうか」など、自衛隊の災害支援に加わることを提案するユーザーも少なからず見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)