内閣府が2019年3月に発表した報告書によれば、中高年の「ひきこもり」の人の数は推計61万人に達するという。若年層も含めれば100万人以上がひきこもり状態にあるとされる。

 中国メディアの今日頭条は13日、日本にこれだけ多くの「ひきこもり」の人がいることは中国人にとって意外であったと伝え、「日本人は勤勉だと思っていたのに」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国国内において「日本人の勤勉ぶりは非常に有名」だと伝え、多くの中国人は「日本人は毎日仕事に奮闘している」と想像していたと紹介、「日本がまさかひきこもり大国であったとは誰も想像していなかった」と主張。そのうえで、日本人が勤勉であるのは事実であり、日本でひきこもりの人が増えたのにも理由があることだと伝え、その理由を分析した。

 1つ目の理由は、日本経済のバブル崩壊が関係していると指摘し、「バブル崩壊によって日本経済は大不況に突入」し、人びとの消費や労働市場に暗い影を落としたと指摘し、仕事をしたくても仕事が見つからない状況に陥った人も少なくなかったと紹介。その後も経済の停滞が続いたことで、ひきこもりになった人もいると伝えた。

 さらに、日本社会が成熟したことを背景とする低欲望社会も理由として挙げられると主張し、日本では「家や車などを所有したいと考える人が少なくなっており、日々奮闘するための目標を失っている人が多い」と主張。また、日本は生活保護などの社会福祉制度も整備されているため、働かなくても何とか生きていける環境があると主張。日本人は勤勉でないわけではないが、日本に「ひきこもり」の人が数多くいるのはこうした要因が関係していると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)