私たちが毎日必ず手にする食器の1つに「箸」がある。箸は東アジア特有の文化であり、日本には中国から箸が伝わったと考えられている。また、韓国も同様に食事で箸が使われるが、同じ箸でも日中韓ではそれぞれ相違が見られる。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日中韓で使われる箸にはそれぞれの特徴がある」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、箸は「古代中国からアジア全域へ伝わった文化の1つ」であるとし、日中韓では現在も箸が食器として広く浸透していると指摘。しかし、「時代の経過を経て、それぞれの国で箸の素材や形状は異なる特徴を持つようになった」と主張した。

 たとえば、中国の箸は「木かプラスチックを使用し、形状は長くて厚い」が、日本は「主に木を使い、短く先が尖っている」という違いを伝えた。そして、韓国の箸は独特で、「ステンレス製で平たい」と指摘。ゆえに、韓国の箸は中国人にとっても慣れないと使いづらく感じると訴えた。

 箸に見られる素材や形状の違いには「地域の食文化が影響している」と分析し、「中国人はあらゆる食材を食べるので固くて丈夫な箸になった」としたほか、1つの料理を大皿に乗せてから取り分けるため、長い箸が好まれるようになったと紹介。一方、日本人は魚を多く食べるゆえに細かな骨を取りやすい、先の尖った形となり、韓国では毒味のために銀製の箸が使われていたことが由来で今も金属製の箸が使われているとの説を紹介した。

 こうして箸一つ取っても、日中韓に存在する習慣の違いが分かるだろう。ちなみに、中国のレストランでは食事の際にビニールで覆われた食器のセットと箸が提供される。これらの食器は洗浄消毒済みとされているが、各自開封後に店が提供する熱湯で再度消毒する場合が多い。中国では店から出されたものであっても完全に信用できず、こうした点は日本とは異なるので、食事の習慣の違いとして覚えておくと良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)