旭化成の吉野彰名誉フェローが2019年のノーベル化学賞に選ばれた。日本人のノーベル賞受賞は中国でも大きな注目が集まっている。中国メディアの今日頭条は10日、吉野氏が開発したリチウムイオン電池は現代人の生活を根本から変えた立役者であると伝え、「ついに偉大な発明にノーベル賞が贈られた」と報じた。

 記事は、スマートフォンが1日中使えるようになり、電動自動車が高速道路で長い距離を走行できるようになったのは「リチウムイオン電池があったからこそ」だと伝え、リチウムイオン電池を開発した功績によって吉野氏をはじめとする3人がノーベル化学賞を受賞したと紹介。

 続けて、リチウムイオン電池の開発の経緯や、開発中に生じた様々な問題を紹介したうえ、誕生したばかりの頃のリチウムイオン電池は爆発しやすい危険な電池だったと紹介する一方、誕生から数十年が経過した今では現代人にとって必要不可欠な存在になったと紹介した。

 続けて、現代社会においてリチウムイオン電池はあらゆる場面で使用されていると伝え、パソコンやスマートフォン、スマートウォッチ、電子書籍リーダー、さらにはロボットや電気自動車など、あらゆるハイテク製品が「リチウムイオン電池あってこそ便利に使えるようになった」ことを強調した。

 記事は、「リチウムイオン電池は電子工業史におけるもっとも偉大な発明の1つ」であると伝え、「安心して充電できる世界を切り開いた偉大な発明が今年、ついにノーベル賞を受賞した」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)