女性の社会進出が叫ばれ、安倍政権も「すべての女性が輝く社会」を目指してはいるものの、日本は働く女性に厳しい国というのが現状だろう。ほとんどの女性が仕事を持っている中国社会とはかなり違うが、だからと言って専業主婦も決して楽な仕事ではない。中国メディアの今日頭条は7日、「日本の専業主婦の真実」と題する記事を掲載した。

 中国では、日本女性は結婚すると仕事を辞めて専業主婦になると今でも思われているようである。実際のところ、日本でも最近では専業主婦の割合はかなり減っているものの、「日本の既婚女性は専業主婦なので楽だ」という思い込みがかなり強いようだ。では実際にはどうなのだろうか。

 記事は、日本のある専業主婦の仕事に関する本を紹介、そこには「主婦の仕事は細かく分けると160ほどもある」と書かれていて、いかに専業主婦が大変かを伝えている。例えば、「ごみ捨て」を夫がしてくれるとしても、その前にはごみを出す前に洗ったり分類したり、袋に詰めたりする作業がある。これは、ごみの分別が普及している日本では重要な作業だ。

 また、「一年中、休みがない」とも指摘。夫や姑からは、主婦なのだから家のことは完ぺきにできて当たり前と思われがちで、できないと自分を責める人がいると伝えた。そのため、実際には「日本のアニメに登場する母の姿は現実的ではない」と主張。子どもがいるのに毎日買い物や美容にいそしみ、生活を楽しむ専業主婦を想像してはいけないとくぎを刺している。

 一括りに専業主婦と言っても、人それぞれではあるが、真面目な日本人の気質から言えば160の家事を完ぺきにこなそうとしている日本の専業主婦も少なくないかもしれない。実際のところ多くの中国人が想像する「日本の女性は結婚すると専業主婦になり、楽をしている」というのは、「もはや現実的ではない」ことを理解してほしいところだ。

 しかし、多くの中国人はやはり日本女性をうらやましく感じているようだ。寄せられたコメントを見ると、「中国は日本と真逆で、仕事をしないと夫からも姑からも嫌われる」、「中国は貧しいので仕方がない」、また「日本の夫は稼いだお金を妻に全部渡す」ことを信じられないといった様子で伝える人もいた。中国の専業主婦は社会的地位が低く厳しい目を向けられるが、専業主婦がいかに大変な仕事であるかを理解すれば、社会的な地位も向上するのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)