2015年に単身世帯が夫婦世帯を超え、34.6%に到達した日本では様々な「お一人様向けサービス」が存在する。現在、中国も急速な勢いで単身世帯が増えていることから、その成熟しつつある「お一人様サービス」に興味津々のようだ。

 中国メディア中国青年網は、まず日本で未婚率が増加しているのはなぜかを分析している。記事は日本のある調査結果を紹介し、未婚を選ぶ理由の最多のものは「自由なライフスタイルのため」、さらに「経済的な理由」だったと説明している。「結婚のために仕事の夢をあきらめたくない」との日本の女子大学生のコメントを紹介し、未婚率の増加を「お金に余裕があり、自由なライフスタイルが一番理想」と考えている人が多いからとコメントしている。

 中国メディアは日本の単身者向けサービスを紹介している。例えば、「一人旅」。日本では「一人旅」が目新しいものではなく、書店でも「一人旅」向けの旅行ガイドブックが並んでいる、と紹介している。さらには「一人カラオケ」、「一人焼肉」、「一人映画館」。さらには新しいサービスとして、「一人ジム」や「一人ヨガ」などだ。「一人ジム」とは、通常のジムとは異なり、利用者が個室で汗を流し、トレーナーがお世話に徹するサービスと紹介している。

 このように「お一人様経済」が活況の日本だが、中国のネットユーザーはこうした状況をどのようにとらえているのだろうか。「経済的には、やはり夫婦で共働きが理想。でも、経済的な安定より、自分の幸せを優先したい」、といった声が見られた。また、結婚出産で出費がかさむことを心配する人からも「結婚は愛を考えればメリット、でも経済を考えればデメリット」といった意見も見られ、中国でも身軽な独身生活を楽しみたいというニーズがあることも見てとれる。

 中国でも、ドラマ「孤独のグルメ」が人気で、リメイク版も作られている状況だが、日本の「お一人様」のライフスタイルが中国にも浸透してきつつある。今後、「お一人様ニーズ」を狙った様々なサービスが中国でも始まっていくのかもしれない。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)