日本と中国では人びとの生活習慣は大きく違っているため、「住宅」の作りにも相応の違いが見受けられる。中国メディアの快資迅は5日、「日本の住宅は中国と全く違っていて、床にタイルを使うことは稀である」と紹介する記事を掲載した。

 もし日本人が中国で中国人の自宅に招かれる機会があるとすれば、恐らく入り口の扉を開けてすぐ日本の住宅と大きな違いがあることに気付き、驚くことになるだろう。中国人の一般的な家には日本の家ような靴を履き替えるための「玄関」というものはなく、直接豪華な客間となっているケースが多い。そして、床は大理石などのタイルが敷かれていて、土足のまま部屋に入ることになるためだ。

 ゆえに、記事は中国人が旅行やメディアを通じて日本人の住宅を目にすると、「床がフローリングや畳」であることに驚くと指摘。その質感に惹かれ、「日本式」のスタイルを参考にして、床をフローリングにする中国人もいると伝えつつも、中国人は「フローリングや畳はメンテナンスが大変で、タイルより長持ちしない」と考えているため、床を日本式にすることはあまり賢明な選択ではないと考える人は少なくないと紹介した。

 一方、日本で床材にフローリングや畳が用いられる理由は複数あると紹介。たとえば「建材の価格」からすると、日本では木材の方が安価に手に入れることができると紹介。また、「気候の違い」ゆえに、日本では木材を使用した部屋の方が快適に過ごせること、さらに日本では「床や畳に布団を敷いて寝る習慣」があったため、昔からの習慣として床材は木や畳が好まれるのだと紹介した。

 中国では一般的に住宅はスケルトンの状態で購入し、自分で建材を選んで施工業者に発注して内装工事を行う。なかには日本の住宅を参考にしてフローリングなどの木材を床に採用する中国人もいるようだが、記事は「日中の生活習慣の違いを理解したうえで決定した方が後悔は少ない」と注意を促している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)