中国では日本や日本のものが好きだと公言する若者が少なくない。これは日本アニメの影響が大きいだろう。そんな日本のアニメ好きの中国人にとって、7月に発生した京都アニメーション放火殺人事件は大きなショックを与える事件となった。中国メディアの捜狐は4日、この事件に対して世界中から寄せられた寄付金の使い方を称賛する記事を掲載した。

 事件当時、第1スタジオには同社の社員ら70人がいて、現在までに36人の死亡が確認されている。これほどの規模の事件は類がなく、日本国内のみならず、世界中に衝撃が走った。同時に、京アニがいかに世界中の人々に愛され、感動を与えてきたかも再確認されたと言って良いだろう。

 京アニが開設した「支援金預かり専用口座」には、およそ25億8590万円が集まり、先月京都府が設置した専用口座へ移管されたと報じられている。記事は、この支援金の扱い方に対する京アニの方針を称賛。京アニは集まった寄付金を「事業再開には使わず、すべて遺族や負傷者のために使う」と発表したそうだ。また、会社自身は外部支援を受けずに立ち直す決意をしたことも伝えられている。

 記事は、社員への責任を果たそうとする京アニの姿勢を「高尚だ」と高く評価し、感動を伝えている。京アニの被害は甚大であり、被害者となった従業員とその家族を第一にしたこの対応は容易なことではなかったに違いない。中国をはじめ世界中の人からこの決断は称賛されており、京アニのような素晴らしい会社の復活は世界中の人々の願いでもあるはずだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)