中国には、「小日本」という日本を蔑視する言葉がある。中国語で「小」は「小さい」あるいは「度量の狭い」という意味があるためで、この蔑称ゆえに「日本人は背が低い」というイメージを持つ中国人は少なくない。確かに昔の日本人は平均身長が低かったが、今では中国人の平均身長より高くなっている。中国メディアの今日頭条は5日、「日本はどうやって背の低さを克服したのか」と題する記事を掲載した。教育と関係があると分析し、その理由を4つ紹介している。

 記事が挙げた1つ目の理由は「牛乳を飲む」こと。戦後の日本は「一杯の牛乳で強い国民を作る」をスローガンに、毎日給食に牛乳が出たと紹介。給食も栄養のバランスやエネルギーを計算して毎日違うメニューを出し、栄養ある食事で強い体を作っていると感心している。2つ目は、日本の子どもは「魚をよく食べる」ことだ。ほかにも大豆製品、乳製品も多く摂取することで、体の基礎を作っていると伝えた。

 3つ目は、「運動をさせる」ことで、日本の子どもたちは体育の授業以外にも毎日運動をしていると紹介。これは部活動のことを指しているのかもしれない。中国では体育の授業があるものの日本より授業数が少なく、中止になることも少なくない。また、放課後も運動するような子どもは少なく、「中国の子どもたちは毎日帰宅するとすぐにテレビやスマホで遊び始めて不健康で、運動させたくても体を動かすのをおっくうがる」と記事は嘆いた。学校の送り迎えが一般的な中国では、日本の子どものように自分で歩いて学校に行くことさえもしないので、全く体を動かす機会のない子どもは多いに違いない。

 記事は最後に、日本の学校では「体育の授業がおもしろい」と紹介。中国のように体育の授業をなおざりにしてつぶしてしまうことはなく、体育の授業には、サッカーやバレーボールなど多様なカリキュラムがあると伝えた。

 記事は、健康的な食生活をし、運動を定期的にする日本の子どもたちが、心身ともに健康なのは当然だと感心し、同時にか弱くてすぐ病気になり、偏食で近視が多い中国の子どもたちとの違いを指摘している。これは、学校教育もそうだが、甘やかしてわがままに育てる中国の家庭の教育方法とも関係しているだろう。「健康的な子ども」を育てるうえでも、日本の教育から学ぶことはたくさんありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)