中国の自動車市場は世界最大の規模にあるが、2018年下半期から減速が鮮明となっている。市場の環境が厳しさを増すなか、トヨタやホンダなどの日系メーカーは販売台数を維持し、シェアを拡大しつつある。

 中国メディアの今日頭条は6日、低迷する中国自動車市場において「唯一の例外」と呼べる存在が日系車であると伝え、韓国車や米国車などが軒並み販売台数を減らすなかで日系車だけは今なお売れ続けていると伝え、「中国の消費者は愚かになったのか、それとも車を理解できるようになったのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日系車の販売が好調であることは中国で大きな注目を集めるトピックであることを指摘し、好調を維持する理由として「中国の消費者が車を理解するようになった」ことを挙げる声は少なくないと主張。一方、消費者が自動車に詳しくなったとしても「どの車を選び、購入するかは別の話ではないか」と主張し、日系車が売れているのは別の理由があるのではないかと論じた。

 続けて、中国で日系車が売れる要因は「やはり日系車の競争力という本質を切り離して論じることはできない」と伝え、中国人消費者の間で日系車の評判が高いのは「カローラやシビックといった日系車が長年にわたって消費者を満足させ続けてきたことの積み重ね」であると指摘した。

 また、中国では自動車の「安全性」にこだわる消費者は少なくないが、日系車が欧米の自動車アセスメントで高い評価を獲得していることも、中国の消費者に対する訴求力となっていると強調。さらに中古での下取り価格の高さ、メンテナンスを含めた維持費の少なさといった強みも日系車の販売を後押ししている可能性があると指摘し、日系車が中国で好調を維持しているのは「消費者が日系車の強みを改めて評価するようになったため」ではないかと考察した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)