中国自動車市場の減速が鮮明となるなか、中国メディアの今日頭条は5日、中国自動車市場が低迷を続けるなかで「日本やドイツの一流メーカーと、中国メーカーとの差が鮮明になっている」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国の乗用車市場は大幅に減速しており、18年上半期に比べて20ー30%も販売台数を減らした中国自動車メーカーは多いと紹介。しかし、そんな状況下でもドイツメーカーの販売台数の減少は小幅にとどまっているほか、日本メーカーの一部のブランドは逆に販売台数を伸ばし、シェアを拡大しており、市場の環境が厳しくなったことで「日本やドイツの一流メーカーと、中国メーカーとの差が鮮明になった」と強調した。

 続けて、中国自動車市場が好景気に沸いた数年前、消費者の巨大な需要が「競争力のないメーカーまで大いに潤した」と指摘し、当時は多くの人が「豚すら空を飛んでしまうほど強い追い風」だと歓喜したと紹介。

 一方で、市場が冷え込んで需要が減退した今、「品質やコストパフォーマンス、さらにはブランドロイヤリティなど、自動車そのものの競争力が勝敗を分けている」と指摘。そして、ホンダやトヨタなどの日本車メーカーのほか、ドイツ車メーカーは技術力と品質という強みを武器に、中国市場における地位をしっかりと守っていると論じた。

 逆に、中国メーカーの凋落は中国人たちを失望させていると強調しつつ、「減速する自動車市場における日独メーカーと中国メーカーのパフォーマンスの差は、まさに中国の工業分野における世界との差を示すものである」と伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)