日本で学ぶ中国人留学生は2018年時点で11万4950人に達し、外国人留学生の38.4%を占めた。その多くが、アルバイトをしながら勉学に励んでいる。中国メディアの快資訊は1日、「日本でバイトをする中国人女子学生は、なぜ帰国する人が少ないのか」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者によると、日本でバイトをする中国からの女子留学生はなかなか帰国しようとしないという。実際には、留学ビザで来ているならばビザの期限が切れれば日本にとどまってバイトすることはできず、恐らく筆者の印象として中国に帰りたがらないということだろう。

 記事はその理由を、「日本が大好きになったからとは限らない」と分析。いずれは中国に帰るが、「先のことを考えて」まずはお金を貯めてから帰ろうと思っているのだという。例えば、工場で簡単な作業をするだけで、大きな収入を得られるので魅力的だと紹介。単純作業は辛いものの、毎週休みがあるなど労働条件も悪くなく、残業代も高いので稼げるという。さらには、サービス業で働く女性の場合、水準の高い日本のサービス業界から学べることも多く、長い目で見れば自分のためにもなると伝えている。

 実際、収入だけを見るならば、中国も経済が発展し、都市部の給料は職種にもよるとはいえ日本と大差ないことさえある。アルバイトでもある程度の収入を得られるのが日本であり、この点は中国と異なっていると言えるだろう。

 こうした中国人女性は、「中国に戻った後のことを考えて」日本に長く滞在して資金を貯め、中国に帰ってから起業しようと考えていると記事は紹介。中国では、資金さえあれば気軽に起業しようと思う人が多い。こうした女性らが実際に起業したところでどれだけ成功するかはわからないが、若い時に日本で働くことで得られること、学べることが多いのは事実だろう。その意味で、日本で働くことは給与だけでなく中国人にとってメリットが多いと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)