日本を訪れる中国人旅行客の数は年々増加しており、「団体ツアーで決まりきったルートをめぐる旅行」から「日本ならではの体験を求めて、各々が行きたい場所に行く旅行」へと内容も変化してきている。

 中国人客の訪日旅行が多様化するなかで、思いがけずに特別な体験をする中国人もいるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、北海道を旅行している最中に怪我(けが)をしてしまい、「ヘリコプター」で救助されたという中国人の体験談を紹介する記事を掲載した。

 記事によれば、「ヘリコプター」で救助されたという中国人は、北海道美瑛町を訪れた女性だ。美瑛の美しい風景を楽しむために自転車をレンタルしたというが、美瑛は坂が多い地形であったため、「道路の質は高かったものの下り坂の途中で転んでしまった」のだという。

 不運にも中国人一行にはガイドは同行しておらず、女性も大怪我をしてしまったそうだが、その時に偶然現場を車で通りかかった日本人が救急車を呼んでくれたうえに簡単な手当てまでしてくれたと紹介。「日本人にはどこか冷たい印象があった」というが、親切に手当てしてくれたことで日本人に対する印象は大きく変わったと紹介した。

 その後、救急車が現場に到着したものの、より大きな病院に搬送する必要があると判断され、ドクターヘリで搬送されることになった。中国人一行としては費用が心配になったそうだが、ドクターヘリでの搬送がなんと無料であったことに大きな驚きを覚えたという。中国ではドクターヘリはおろか、普通の救急車であっても搬送は「有料」であるのが普通で、現金を持ち合わせていない場合は搬送を拒否されることもある。それだけに日本ではヘリコプターでの搬送が無料であったことは中国人一行にとっては衝撃の出来事であったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)