中国メディア・今日頭条は9月30日、「日本人が本当に友好的か、それとも偽善なのか、自ら体験してきた」とする記事を掲載した。

 記事は、日本人の友好ぶりについてはネットなどでいろいろ言われているものの、結局自分自身で日本に行ってみないと深く体感することはできないとしたうえで、日本では若いコンビニ店員や食堂の主人、さらには駅の情報センターのおばちゃんまで、みんな笑顔で応対してくれるほか、人助けに熱心なのであるとした。

 そして、実際に日本に行って体験した日本人の親切さで最も印象深かったものとして、京都の亀岡で嵐山鉄道に乗り換えようとした時のエピソードを披露。「取るに足らないようなことではあるのだが、まさにこその細かい部分によって、日本人の親切さ、友好ぶりが表されるのだ」と伝えた。

 記事は、亀岡でトロッコ列車に乗り換える際、時間があると思って付近をぶらぶらと散策していたところ、農作業をしていたおじいさんがこちらに向かってやって来たと紹介。このおじいさんは記事の筆者が道に迷ったと思ったらしいが、そうではないことを身振り手振りで知らせると、今度は亀岡について日本語で親切に紹介し始めたとしている。

 そして、筆者がただにこやかに聞くだけで全く応答をしないことから、おじいさんはようやく筆者が日本人でないことに気づいたとし、中国人であることを知らせると、携帯電話を見て次の列車に間に合うかどうか教えてくれたと紹介した。

 作者は、「帰国した後で、自分がおじいさんの話を聞き取れなかったこと、その親切さをうまく受け入れられなかったうえ、相応のお返しができなかったことがとても残念だ」と感想を述べた。

 そのうえで「見知らぬ場所で、地元の人が進んで交流を図ってくれ、現地の風土などを教えてくれるというのは心温まる善意あふれる行動である。みんながそのように扱ってくれるとは限らないが、こういった予期せぬ出会いが、旅行のだいご味なのだと思う」と評している。

 記事が紹介したおじいさんのような人は、日本だけではなくきっと中国にもいる。そして、世界中にもたくさんいるはずだ。現地の人との思いがけない触れ合いが、旅を忘れられないものにするのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)