中国メディア・東方網は2日、カタール・ドーハで開かれている世界陸上で注目を集めていた男子短距離の「日中対決」は、100メートル走、200メートル走の両方で中国が日本に完勝したと報じた。

 記事は、2日に行われた男子200メートル走決勝で中国の謝震業選手が20秒14のタイムを出し、中国勢としては過去最高の7位に入ったと伝えた。また、謝選手は先日の100メートル走で決勝に進めなかったものの10秒14のタイムは日本選手を抑えてアジアでトップのタイムだったとしている。

 そのうえで、大会前は中国勢のライバルである日本勢の好調が伝えられてきたと紹介。6月にサニブラウン選手が全米大学生陸上大会の100メートル走で9秒97の日本新記録を出し、桐生祥秀選手も5月に10秒01を出したことなどを挙げて、今シーズンは日本選手のほうが良い成績を出してきたと伝えた。

 しかし、蓋を開けてみると日本勢は100メートル走でサニブラウン選手の10秒15が最高、200メートル走では出場した3人がいずれも準決勝にも残れない結果に終わった。記事はその理由について「彼らの成績は、国際的な大会で出したものが少なく、大部分は国内大会、あるいは大学生の競技会といった場で生まれたものだ」とし、大きな国際大会での経験不足が今回の不本意な結果につながったとの見方を示している。

 個人の短距離種目では中国勢にリードを許した日本だが、強みを持っているリレーで挽回するチャンスが残っている。注目の男子4×100メートルリレーは予選が日本時間5日早朝、決勝が同6日早朝に行われる予定だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)