時代の変化とともに、日本では夜行列車は姿を消していったが、昔にはなかった新しい観光列車で旅行が楽しめるようになった。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の観光列車について紹介する記事を掲載した。中国人は「列車に対するすべての常識を覆される」と感嘆している。

 記事はまず、日本の交通網について、新幹線や電車の路線が全国に張り巡らされ、旅行者にとても便利だと紹介。そのうえ旅行者を意識した様々なタイプの電車があるので選ぶ楽しみもあると感心している。こうした列車は外国人のみならず、日本人にとっても楽しいものであり、日本にはいわゆる鉄道オタクと言われるマニアも少なくない。筆者は、日本の鉄道に対する取り組みは、乗客を楽しませようという意識のない中国からすると「常識が覆るほど」だと称賛している。

 記事は、そのうちのいくつかの魅力的な電車の旅を紹介。まずは、JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」だが、走るホテルとも呼ばれる豪華な部屋と有名料理人の作る食事を楽しみながら、観光地を巡ることができる「忘れられない時間」を提供している。

 また、同様の観光列車には、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」や「或る列車」などがあると紹介。特急の「ゆふいんの森」はグリーンの車体がヨーロッパ風で、内装も優雅で、一瞬で森の別荘に来たかのような気分になると居心地の良さを称賛した。さらには、四季折々の楽しみがある箱根の登山列車・登山ケーブルカーや、猫の耳やひげがある和歌山電鐵の「たま電車」、「トーマス電車」など旅行客を楽しませてくれる電車がたくさんあると伝えている。

 こうしてみると、日本の観光列車にはありとあらゆる旅行客に対応した、実に様々な種類があることが分かる。中国の列車は単純に移動の手段に過ぎず、ラッピング車や特別な寝台列車などというものは存在しない。こうした取り組みは、鉄道大国である中国にとっても大いに参考になることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)