四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県の世界自然遺産九寨溝は、2017年8月8日に発生したマグニチュード(M)7.0の地震のあと閉鎖されていたが、およそ2年の復旧工事を経て、9月27日に観光客の受け入れを再開した。

 中国メディアの新京報によれば、9月27日より始まったのは1日の入場者数が5,000人に制限されるテスト営業で、当面個人での観光は認められず、観光するためには団体旅行に参加する必要がある。

 新京報記者の取材によると、植林等により九寨溝の景観の85%が復旧している。九寨溝の代表的な観光スポットでありエメラルド・グリーンの美しい湖「五花海」は、地震後に露出していた周囲の山肌は木で覆われ、水は湖底が見えるほど透明で、小さな魚が泳ぐのも見えた。訪れた観光客は「写真を撮影するのにフィルターがいらない」といって感嘆したという。地震により新たな観光スポットも登場し、元々は樹木に隠れてよく見えない小さな滝に過ぎなかった場所が「双龍海瀑布」と名付けられる幅85メートルの滝に生まれ変わった。

 地震で閉鎖されるまで九寨溝は日に30,000人が訪れる中国有数の景勝地だった。日本からの旅行者にも非常に人気が高かった場所である。夏の観光シーズンは終わってしまったが、10月下旬の紅葉の時期も良く、冬も雪の白と湖面の緑のコントラストが美しい。被災地の復興を支援するという観点からも、次の休暇の旅行先の選択肢に九寨溝を加えてみてはいかがだろうか(編集担当:猶木縁一郎)(イメージ写真提供:123RF)