戦後75年を迎える2020年は日本で2度目の夏季五輪が開催される年でもあるが、戦後に日本が成し遂げた復興やその発達スピードに驚く中国人は少なくない。中国メディアの捜狐は20日、日本とドイツは敗戦国でありながら、両国は経済大国であり、高い技術力を持つ国であると指摘し、なぜ敗戦国がここまで発展できたのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、第2次世界大戦後の日本は多くの都市が廃墟と化したうえに巨額の賠償金を支払ったにもかかわらず数十年で世界の経済大国になったとし、またドイツの場合も多くの人が不思議に感じるほど経済・工業においてめきめき頭角をあらわしたと強調した。

 では、なぜ敗戦国の日本とドイツは急速に復興し、発展を遂げたのだろうか。この問いに対し、記事は「第2次世界大戦以前の日本とドイツはすでに人材、技術、工業体系などの点で世界をリードする国の1つであったと指摘。戦争に負けはしたものの十分な競争力があったため、その後に爆発的な成長を遂げるのは非常に簡単だったと論じた。

 さらに両国には「米国の後ろ盾」もあったと指摘。米ソ冷戦時代の当時、米国としては日本が共産国となることを阻止する必要があり、再建真っただ中の日本は民主主義国家となるべく、米国の強力な支援を得て復興を遂げたのだと表現した。

 記事は、米国人従軍記者が1945年10月に日本を訪れた時に、「日本は永遠に発展途上国であり続けるかもしれない」と発言したと紹介し、それだけに日本が急激に復興を遂げ、その後に大きく発達したことは「人びとの想像をはるかに超えたものだった」のだと主張した。

 記事は、日本とドイツの戦後の復興が成功したのは米国の助けによるところが大きいと説明しているが、それでもやはり復興に直接関わった当時の日本人やドイツ人が払った努力や犠牲こそが復興と成長の主要な要因なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)