今年も米アップル社が新型iPhoneを発売した。日本での販売状況は、家電量販店ウェブサイトの在庫状況の表示を見ると「在庫あり」が目立つようで、少なくとも過去の新型iPhone発売時に見られたような熱狂的状況とはなっていない。

 しかし、中国での販売状況はかなり好調なようだ。

 中国メディアの新京報によると、9月13日に始まった予約受付の初日予約状況は、電子商取引大手の「天猫(Tモール)」におけるiPhone11(2019年発売3モデルのうちの最安価モデル)の予約台数が、昨年発売のiPhoneXR(2018年発売3モデルのうちの最安価モデル)に比べ335%増加し、電子商取引大手「京東」での新型iPhone3モデルの予約台数は前年比480%増加したという。

 9月20日の販売開始後も好調なようで、中国メディア中国基金報によれば、上海の南京東路のアップルストアには同日午後5時の時点でも新型iPhoneを求める人の長い行列があり、北京や広東省深圳、四川省成都、浙江省杭州等のアップルストアでも行列ができたという。最も人気を集めているのはiPhone11Proのミッドナイト・グリーンで、iPhone11のグリーンとパープルも人気が高く、アップルのオフィシャル・サイトや「京東」等では、これらはいずれも在庫切れとなっている。

 ミッドナイト・グリーン、グリーン、パープルは今回のiPhoneで初めて採用されたカラー。また、最安価モデルのiPhone11の販売価格は5,499元で、昨年の最安価モデルiPhoneXRより約1,000元引き下げられている。デザインや価格における新しい戦略が中国の消費者ニーズにうまく合致したと言えそうだ。(編集担当:猶木縁一郎)(イメージ写真提供:123RF)