東アジアは世襲政治家が特に多いとされる地域だが、中国メディアの今日頭条は18日、政治の世襲に関連する腐敗を容認しない点で韓国の政界は日本よりも清廉なのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、まず安倍晋三首相の経歴について紹介。父親の安倍晋太郎氏が外務大臣だった時に、父親による直接の計らいによりその秘書官を務めるようになったが、この時に「試験は一切なく」、しかも安倍晋太郎氏によるこの措置について異議を唱える日本人は誰もいなかったと指摘。

 むしろ日本人にとって外務大臣の父親が息子を秘書官に取り立てたのは「非常に正常なこと」であったようだと説明する一方、これと同様のことが韓国で起きた場合は「話が全く異なってくる」と論じた。

 具体例として2010年に韓国政界で生じた事例を紹介、7月に外交通商部の事務官を採用するための審査が行われ、応募者のなかには当時の外交通商部長官の娘も含まれていたと説明。この娘は審査に合格したが、審査を担当する5名の評価委員会のうち2名は外交通商部が派遣した委員であり、この2名は外交通商部長官の娘に20点満点中19点を与えていたと紹介した。

 こうした点により縁故採用の疑惑が浮上し、外交通商部長官の娘が合格した五級事務官は特別地位の高い役職でもなかったが、外交通商部長官は辞職を迫られ、娘も合格を辞退したと説明した。記事は結論として、韓国政界は日本政界よりも腐敗を容認しない点では清廉と言えるのではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)